【ボートレース】ウイリーモンキーを駆使した超ハイレベルターンが持ち味の競艇選手である「池田浩二」はボートレーサーとしてどれほどまでに強いのか?その成績と実力、さらにはプロフィールやレーススタイルなども記事にしてまとまていますのでご参照ください。
池田浩二(いけだこうじ)とは?
池田浩二さんは、今でこそボートレースでは必須のテクニックとなっているモンキーターンを、更に改良したウイリーモンキーの発明者と言われており、ウイリーモンキーを武器に勝ち星を量産し、現役選手の中では絶対王者松井繁選手に次いでSGタイトルを2番目に多く手にしているボートレーサーです。
簡易プロフィール
池田浩二さんは、1978年(昭和53年)4月3日生まれで愛知県常滑市出身、愛知支部所属のボートレーサーです。
身長は170㎝、体重は54キロで、血液型はO型、2020年2月時点では41歳です。
第81期として登録、登録番号は3941、A1級の超トップレーサーです。
ボートレーサーになったきっかけ
ボートレース好きの叔父にボートレース場に連れて行ってもらったことが競艇との出会いで、「ボートレーサーになることが小さい頃からの夢だった」とインタビューなどで語っているので、この時には既に競艇選手になりたいという夢を持っていたみたいですね。
競艇選手としての目標
「SGに出続けることである」という目標を掲げていましたが、既にとてつもないほどのSG優勝を飾っており、SGの顔役としても出場常連となっているので、目標を叶えていると言えますね。
趣味や特技
過去にバレーボールをしていた経験があり、現在は趣味としてゴルフをされていてスポーツは好きなようですね。
レーススタイル
池田浩二さんの特徴は、何と言ってもウイリーモンキーを使いこなしているというのが最大の特徴と言えます。
ウイリーモンキーはモンキーターンの際に、艇を持ち上げることによって水面殿抵抗を減らしターンを速くするという旋回技術なのですが、モンキーターンの際にハンドルを引っ張る癖が本人にあり、その際に艇の先端が持ち上がった事で、偶然にも生まれたターン方法ということです。
操舵技術の高さは競艇選手養成所時代から高く評価されており、本栖訓練所にてチャンピオンにも輝いています。
基本は枠なり進入で強引なコース取りなどはあまりしません。
平均スタートタイミングは0.14で群を抜いて速いというわけではなく、どちらかというとスタートはあまり速くないとも言われています。
それもあってか、フライングはあまり起こすことなく、スタートは安定そのもの、高い操舵技術とターンで勝ちを積み重ねるレーススタイルです。
成績
池田浩二さんは、プロデビュー前の81期卒業記念競走にて堂々の優勝で本栖訓練所のチャンプとなり、リーグ勝率は2位で6.99という数字を残しています。
では、プロデビュー後の成績を見ていきましょう。
1997年プロデビュー
1997年11月19日に地元のボートレース常滑でデビューを果たし、初戦は6着という結果でしたが、その翌日には早くもデビュー初勝利を勝ち取ります。
ボートレーサーの中にはプロデビューしてから初勝利を挙げるまでに数年を要する選手もいることを考えると驚異的な強さを誇っている事が伺えますね。
初優勝は1999年
1999年4月29日からボートレース常滑で開催された中日スポーツ争奪捕第19回チャンピオン大会にて初優勝を飾りました。
4号艇から出場し、決まり手は抜きでした。
同年7月には早くもA1級へと昇格を果たし、メキメキと頭角を現すようになっていきます。
ちなみにこの年の1月26日にはG1初出場を果たしています。
G1初勝利は2000年
既に不動のA1級として君臨していた池田浩二さんは、2000年1月25日からボートレースびわこで開催された第14回新鋭王座決定戦競走で初勝利を飾ると、そのままG1初優勝を果たし、堂々の2着という結果を納めています。
SG初出場も2000年
GⅠ初勝利を納めた2000年の5月23日には、ボートレース蒲郡で開催された第27回笹川賞競走にてSG初出場を飾ります。
惜しくも初勝利…とはなりませんでしたが、2着を取るなど池田浩二さんが全国的に知名度がグッと上がった瞬間となりました。
G1初優勝は2002年
順調に成績を積み重ねていた池田浩二さんが欲しかったG1タイトルを、ついに獲得したのが2002年7月4日からボートレース蒲郡で開催されたオールジャパン竹島特別開発47周年記念競走でした。
2号艇から出走し、綺麗なまくりで堂々のG1初優勝となりました。
SG初勝利も2002年
2002年8月27日からボートレース蒲郡で開催されたSG第四回モーターボート記念競走にてSG初勝利を飾りました。
1号艇で出場、1コースから安定の走りを見せての逃げにて勝利を手にしました。
勢いそのままに、同節でSG3勝をマークした後、10月30日からボートレース平和島で開催されたSG第49回全日本選手権競走ではSG初優出、更に11月26日からボートレース津で開催されたSG第5回競艇王チャレンジキャップでは準優勝を重ね、賞金ランキングにその名を連ねると、初めての年末グランプリ出場を果たしました。
SG初優勝は2003年
もはやSGの常連とも言える活躍ぶりを見せた2002年が終わり、迎えた2003年6月24日からボートレース丸亀で開催されたSG第13回グランドチャンピオン決定戦にて念願のSG優勝を果たしました。
圧倒的強さを魅せつける1号艇1コースでの決まり手逃げは圧巻の一言でした。
続々とSGタイトルを獲得
2005年に賞金王シリーズ、2009年に総理大臣杯とモーターボート記念、2011年に笹川賞、全日本選手権、そして賞金王決定戦と3大タイトルを総なめにし、2011年はぶっちぎりの年間MVPを獲得しました。
キャッチフレーズ
池田浩二さんは驚異的な強さを誇った2011年の賞金王決定戦の時にキャッチフレーズとして『ブルーインパルス』とつけられました。
ブルーインパルスと言えば、航空自衛隊の曲技飛行の愛称です。
池田浩二さんの操舵技術があまりにも華麗で美しいことからこのキャッチフレーズが付けられたのでしょう。
まとめ
池田浩二さんは、2014年以降優勝を欠かしたことはないですが、2016年のG1宮島チャンピオンキャップ開設62周年以来、ビッグタイトルにはなかなか恵まれていません。
近年では続々と若手と言われるボートレーサー達がぐいぐいとその実力をつけ、下から突き上げてくる事もあり、ベテラン勢が押され気味な印象もありますが、最強ターンとも言われるウイリーモンキーを手に、劇的な優勝劇をもう一度見せて頂きたいです。
コメント